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2025/07/30

トイレが臭うのは“水のフタ”がなくなったせいかも?

おうちのメンテナンス

はじめまして!


7月より入社いたしました、小飯塚と申します。

今回は記念すべき初ブログです!

お家のメンテナンスについてお伝えしたいと思います。



「夏休み、家族で旅行楽しかった~!あれ…?久しぶりに家のトイレを使ったら、なんだか臭う…!!これって…?」

こんな経験はございませんか?
 

そのカギとなるのが、トイレの「封水(ふうすい)」

今回は、“目には見えるけど存在は忘れがち”なこの封水について、掘り下げてみたいと思います。
 



見慣れているのに、知られていない存在

 

トイレや排水口の中にたまっている水。

普段意識することはありませんが、実はこの水がとても重要な役割を果たしています。
 



それが、「下水のニオイや虫を室内に入れない」こと。
この水のバリアこそが、「封水」と呼ばれるものです。

 

水が“臭いをせき止めてくれている”

聞けば納得、でも知らない人が多い――そんな縁の下の力持ちです。

 



夏場は、封水にとっての“試練の季節”

 

封水はとてもシンプルな仕組みですが、非常にデリケート。
特に夏場や長期休暇のあと、次のような理由で封水が消えてしまうことがあります。
 

・蒸発による消失

使っていないトイレや排水口は、水が自然と蒸発していきます。
数日間放置しただけでも、封水は簡単に失われます。
 

・空気圧の変化

強い換気扇や外の風、または排水時の勢いで配管内の圧が変わると、封水が押し出されることがあります。
 

・見落とされがちな「未使用の水まわり」

2階のトイレ、予備の洗面台など。普段使わない場所ほど注意が必要です。

 



封水がなくなると、何が起こるか?

 

水のフタがなくなると、下水の空気がそのまま室内へ。
すると、以下のようなサインが現れます。


 

  • トイレや洗面所に、下水のようなニオイが漂う
     

  • 小さな虫が出てくる(=排水管から侵入している可能性)
     

  • 排水口をのぞくと、水がほとんどない
     

こうしたサインは、**封水からの「異常信号」**とも言えます。
放置せず、できるだけ早めに対応するのがポイントです。

 



封水、戻すのはとても簡単です

 

ありがたいことに、封水の回復方法はシンプルです。
 

■ 方法1:水を流す

普通に水を流せば、封水は自然に戻ります。
 

■ 方法2:バケツなどで注水

完全に水がなくなっている場合は、バケツやペットボトルでゆっくり注いであげると◎。
 

■ 方法3:それでもニオイが消えないときは?

封水を補充してもすぐ減る、ニオイが続く。
そんなときは、配管トラブルの可能性もあります。専門業者に点検を依頼しましょう。

 



たった数センチの水が守る、快適な暮らし

 

封水は、生活空間を衛生的に保つための“小さな盾”のようなものです。

その存在を知っているだけで、家のトラブルを未然に防げるかもしれません。
 

特にこれからの季節、帰省や旅行から戻ったとき、
「まず水まわりをチェックする」という習慣を持っていただけたらと思います。
 

※補足

この内容は一般家庭向けですが、オフィスや店舗でも同じことが起こり得ます。
気になるニオイや異変があれば、お気軽にご相談ください。
 

■以下に、封水切れのその他の原因や対策等も記載してありますので、ご参照ください。
便器の水が少なく異臭がする - LIXIL | Q&A (よくあるお問い合わせ)



最後に

 

私自身、設備のことに関してはまだまだ勉強中です。

でも、今回のように“知ることで防げるトラブル”があると実感しました。
 

暮らしのなかのちょっとした知識が、意外と役に立つ。
そんな視点で、今後も情報をお届けしていければと思っています。
 

次回のブログも、どうぞよろしくお願いします!

 



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