玄関の鍵が固くなったら要注意！

Hanakoアフター担当 高橋です。

「玄関の鍵が時々固くて回らない」
「刺した鍵が抜けなくなった」
というご相談をいただくことがあります。

鍵の変形などなければ、ほとんどの場合、お掃除で直ります。
気になっている方は、まずはメンテナンスをしましょう。

鍵穴は小さいので、中に細かいゴミやほこりが入ったりして、実は内部に汚れが蓄積されていきます。


鍵穴の掃除方法
①まず、鍵穴に直接掃除機の吸い込み口をくっつけて吸い出します。吸い込み口を左右に振りながら吸い込むことで、奥のほこりも吸い出してくれます。



※空気で吹き飛ばす「エアダスター」などでも代用が出来ます。


②鍵自体にも徐々に埃は溜まっていきますので、定期的にお掃除をしていただきたいです。特に表面に多数のくぼみがあるディンプルキーは汚れがたまりやすいので、こまめにお掃除していただくことをお勧めします。使わなくなった歯ブラシなどで構いませんので、表面をブラシでこすって汚れを落としましょう。



③「鍵穴専用の潤滑剤」を鍵穴に少量スプレーします。鍵を抜き差しして鍵に汚れが付着してくれば、それを柔らかい布などで拭き取り、また鍵を差し込んで回してみて、引き抜いて汚れを拭く、それを数回繰り返してみてください。鍵を回すことで潤滑剤が鍵穴内部にいきわたりますので、回しやすくなるはずです。


※潤滑剤の代わりに、鉛筆の芯を使う方法があります。鉛筆の芯には黒鉛が含まれており、金属の滑りを滑らかにするような効果があります。鍵のギザギザやくぼみの部分を鉛筆で塗って鍵穴に抜き差しすることで、その効果を期待できます。（滑らかに動くようになったら、鍵についた黒鉛は拭き取って下さい）



注意していただきたいのですが、
「クレ556」などのサビ止め潤滑油や、すべりを良くするシリコンオイルスプレー等は、ＮＧです。
これらは、万能的な浸透潤滑剤として、一般的にも良く知られていますが、鍵穴には向きません。

使用した場合、一時的に鍵がスムーズに動くようになりますが、粘度が油分がゴミやホコリを巻き込んだまま、内部に留まってしまい、時間を置くと固くなってしまう可能性が高いのです。



ＮＧの潤滑油を使用してしまっていた場合には、



①パウダータイプ以外の鍵穴専用潤滑剤を規定量より少し多めに鍵穴に注入。
②鍵をゆっくりと差し込み、そのまま引き抜く。
③鍵に油汚れが付着してきたら、それを柔らかい布などで拭き取る。
④再度鍵を差し込み、今度はゆっくりと回し、引き抜いて汚れを拭く。

これを数回繰り返してみてください。
鍵穴専用潤滑剤が、ホコリを巻き込んで固まった油を緩め、その油が徐々に鍵に付いて取れてくれる可能性があります。

※パウダータイプの鍵穴用潤滑剤をお使いの場合には、鍵穴に多く入れすぎてしまうと更に詰まってしまう可能性がありますのでご注意ください。

パーツクリーナー等の洗浄スプレーで固まった油をを落とす方法もありますが、ご自身で無理はせず、心配な場合はご相談いただけたらと思います。


【LIXIL】 「玄関ドアの鍵穴がうまく回らない、鍵が抜き差しし難いときの対処法」動画
https://www.youtube.com/watch?v=5KckzPgLONM

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